プロセスチーズは普及していたもののナチュラルチーズはまだ珍しい昭和44年にモロゾフの当時の社長葛野友太郎氏がお菓子製造機械を見学に東ドイツを訪問したときのことじゃった。
冷戦まもない東ドイツでは滞在許可の関係でどうしても西ドイツに渡る必要があった。仕方なく西ドイツに渡り、時間つぶしに入った動物園内の茶店で注文した「ケーゼクーヘン」に驚いた。帰国後研究を重ねてできたのが日本で最初のチーズケーキなのだ。
50年代にはチーズケーキの一大ブームが巻き起こり、レアタイプ、ベークドタイプ、スフレタイプなどのいろいろな種類のチーズケーキが作られるようになった。いろいろなチーズが輸入されとチ-ズケーキの種類も増えてきたのだ。マスカルポーネを使ったティラミスがブームになったのも記憶に新しい。
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